指導が厳しくて怖いことで有名なフィギュアスケートコーチのエテリ・トゥトベリーゼさん。
エテリ・トゥトベリーゼさんも現役時代はシングル選手として活動していました。
現役時代も厳しい指導を受けていたのではないでしょうか。
現役時代の成績はどうだったのか気になりますよね。
エテリ・トゥトベリーゼさんの指導を受けたいと養成学校「サンボ70」に入ってくる生徒が多いのです。
エテリ・トゥトベリーゼさんをコーチとして指導を受けたいという人気の理由は何なのでしょうか?
今回はエテリ・トゥトベリーゼさんの現役時代の成績と指導が怖くても人気の理由について詳細をお伝えします。
目次
エテリ・トゥトベリーゼの現役時代の成績は?

引用元:エテリのファンインスタグラム
エテリ・トゥトベリーゼさんの現役時代の成績は、大きな結果を残せていません。
エテリ・トゥトベリーゼさんがフィギュアスケートと出会ったのは4歳半の時。
「ひらひらと大きな雪見たい」と思ったことから母親にフィギュアスケートをさせてほしいことを説得。
母親は優秀なフィギュアスケートのコーチの教室に入れてくれました。
しかし、練習中に脊椎にヒビがはいるという大きな怪我をしてしまいます。
母親があらゆる医者に診せてまわり、薬も購入し、カルシウム注射も絶えずしましたが、副反応が出てしまい3ヶ月でエテリ・トゥトベリーゼさんの身長が22センチも伸びました。
脊椎は完治したもののシングルでの成功は望めないと考え、また身長が高すぎるという理由もひとつでした。

引用元:本人インスタグラム
どうしても競技をやめたくなかったエテリ・トゥトベリーゼさんは、ペアで競技をするアイスダンス選手に転向。
とても優秀なコーチと優れたペアと共に競技を行っていましたが、期待の星だった生徒が辞めてしまい、信頼していたコーチも引退してしまいました。
数十組のペアを指導していた他のコーチは、一人ひとりの細かな点までみることができず、オリンピックに出場する選手たちだけにつきっきりでした。
エテリ・トゥトベリーゼさんの成績は、ソ連国内の選手権でいくつかのメダルを獲っただけで終わりました。
コーチに失望したエテリ・トゥトベリーゼさんは、なんらかの変化が必要だと考えていたときに海外公演に誘われアメリカへ渡りました。
アメリカでは4年間リンクいましたが、もっと穏やかな仕事がしたいとコーチの道へ。
エテリ・トゥトベリーゼさんは、大きな成績を残すことなく現役時代を終えました。
「もっと穏やかな仕事がしたい」とコーチ業に進んだエテリ・トゥトベリーゼさんですが、穏やかなコーチではなく厳しく怖いコーチとなっていますが、それでも指導してほしいと多くの選手が集まっています。
エテリ・トゥトベリーゼの指導は怖いけど人気の理由
エテリ・トゥトベリーゼさんの指導は怖いけど人気の理由は、『良い選手』に成長出来るからです。
エテリ・トゥトベリーゼさんのお仕事の哲学は、3つあります。
- 最大限に有益に過ごす
- その日できることのベストを尽くす
- 明日に持ち越さない
他の場所で上手くいかなかった選手、つまり絶望した選手が誰よりも上手くなりたいと真剣にトレーニングをします。
そんな絶望してどん底にいる選手がやってくるのが一番嬉しいそうです。
また、メダルを獲得する選手たちを育て上げたことでも名を広めました。
ユリア・ヴィアチェスラヴォブナ・リプニツカヤ

エテリ・トゥトベリーゼさんが最も名を広めたのは、リプニツカヤ選手の活躍です。
- 2014年ソチオリンピック団体戦 金メダリスト
- 2014年世界選手権2位
- 2014年欧州選手権優勝
- 2011年〜2012年国際大会1位
- 冬季オリンピック史上最年少(15歳249日)団体戦の金メダリスト
- 欧州選手権史上最年少女王
エフゲニア・アルマノヴナ・メドベージェワ

- 2018年平昌オリンピック銀メダル
- 世界選手権2連覇
- 欧州選手権2連覇
- グランプリファイナル2連覇
- 2015年世界ジュニア選手権優勝
- ロシア選手権2連覇
- 世界ランキング最高位1位
アリーナ・イルナゾヴナ・ザギトワ

- 2018年平昌オリンピック金メダリスト
- 2017年グランプリファイナル優勝
- 2019世界選手権優勝
- 2017年2018年欧州選手権優勝
- 2017年2018年ロシア選手権優勝
「ロシア3人娘」と一躍話題となった選手たちは、フィギュアスケートの魅力を最も世界中に伝えたと思います。