三島食品といえば「ゆかり」のふりかけのイメージが多いのではないでしょうか?
現在、三島食品の会長である三島豊さんが掟破りの商品を大ヒットさせました。
社員から猛反対をされるも、商品化すれば絶対に売れる!とキャバ嬢たちがきっかけで諦めず完成させたのです。
今回は三島豊さんの経歴まとめと掟破りの大ヒット商品の真相についてお伝えします。
目次
【三島食品】三島豊の経歴のまとめ!

- 名前:三島 豊(みしま ゆたか)
- 生年月日:1954年1月28日
- 出身地:広島県
1978年4月 京都セラミック株式会社(現京セラ株式会社)入社
1981年8月 三島食品株式会社入社
1984年3月 同社取締役社長室付部長
1986年6月 同社専務取締役
1989年3月 同社取締役副社長
1992年4月 同社代表取締役社長
2016年1月 株式会社ミシマホールディングス代表取締役社長(現)
2017年4月 三島食品株式会社代表取締役会長(現)
2019年12月 当社社外取締役就任(現)
引用:ドリームベッド
三島食品の創業者・三島哲男さんは三島豊さんの父親。

1992年に父親から引き継ぎをし代表取締役に就任。
父親の三島哲男さんが2016年3月8日99歳でこの世を去り、次男である三島豊さんは翌年2017年4月に会長に就任しました。
【三島食品】掟破りの商品が大ヒットした真相とは
三島食品といえば、「ゆかり」のふりかけですよね。
チャック付きの袋に入った「ゆかり」がペンスタイルで販売し大ヒットしたことはご存知ですか?
当時、社長だった三島豊さんは掟破りをしたことで売り上げを伸ばすことに成功しました。
創業者の父親・三島哲男さんは保守的な経営でしたが、三島豊さんは自由な発想を促す活動にしたのです。
掟破りの商品とは、長さ14センチ、直径1.5センチのペンにしか見えない「ゆかり」のふりかけ。

毎日ふりかけを小瓶に入れていて持ち歩いていた三島豊さんの試作品なのです。
もともとは静岡県のお茶屋さんが粉末茶を持ち歩くために企画した容器でした。
『持ち歩く際に袋がかさばるので、何か良い入れ物はないか?』と資材担当の社員がペン式の容器を見つけました。
使い勝手が良く、早速商品化にしよう!と三島豊さんはペンスタイルを提案しましたが、商品化には手作業が必要であり、また人手不足だった為、社員からは反対が続出。
しかし、三島豊さんは諦めませんでした。
焼酎に「ゆかり」を入れて飲むのが日課だった三島豊さんは、広島市の中心街にあるクラブでまだ販売していない「ゆかりペン」をキャバ嬢たちに見せました。

ペンかと思いきや、なんと「ゆかり」のふりかけが出てくるではありませんか!
キャバ嬢たちが好反応をしたことで『絶対にゆかりペンは売れる』と確信。
キャバ嬢たちの好反応が忘れられなかった三島豊さんはなんとしてでも商品化にしたくて遂に『ゆかりペンスタイル』を実現。
袋入りのゆかりより売り上げを追い抜き、過去最高益をもたらした伝説の商品となりました。
三島豊さんは「単なるふりかけではなく、コミュニケーションツールでもある」とのこと。
日常で便利に使えるものは、私たちの生活にとって快適に過ごせますよね。
長く愛され続ける三島食品は今後もどのような開発をするのか楽しみです^^